デニーズで夜を明かすのは、一体どのくらい振りの事だっただろうか。

オフでした。
どうにも反省点は多いけれど、色々と意義のあるオフではあった。

というのも、今回のオフで一番の活躍を見せたのは地蔵ことポッポ博士だったからだ。
ポッポ博士、今回は地蔵ではなかった。いや、ポーカーフェイスではあったのだが、動きが良かった。バサラの絡み方が的確だったというのもあるが、やはりポッポ博士はあのくらいの人数の方がいい動きができるのだろう。今回は非常に珍しい活発に動くポッポ博士が見られた。
珍しくカラオケも歌っていたし、一気飲みしようとした奴を止めようとしたりしたし。(止めきれずにヴァイエイトは潰れていたが。)
ただ、やっぱり地蔵が動くのは辛かったようなので、彼にとってはやはり地蔵状態を保ったままの方が楽なのであろう。

一方、大活躍のポッポ博士に対して俺はあまり思うように動けなかった。
今回は、一応主催者という事で、今までのように一参加者としてオフに関わるのと同じように振る舞うわけにはいかないという事で、お面を持参していかなかった。
仕切らねばならないという気負いがあったのだが、どうにも上手くいかない。
お面が無いと、俺は中途半端な普通の人になってしまう。普通過ぎて、地蔵に「今回のお面は印象薄かったは(滝焦」などと言われてしまう始末である。
屈辱だ。
夏オフまでにどうにかしなければいない、俺に課せられた課題であろう。

あと、BAGIRAは「千と千尋の神隠し」の千尋に似ていると思うのだがどうだろう。

5月1日の日記

2004年5月1日
タッグパートナーについては、黒いピカチュウ面をかぶったお面グレートという正体不明の覆面レスラーにご登場願う予定だったのですが、案の定と言うか何と言うか、対戦相手の方が試合の発端自体を無かったことにし始めたので、しばらく試合は延期であります。
お面グレートの正体を一番初めに見破って俺にメールをくれた人には日記のお題リクエスト権進呈!!とかの企画も考えていたんですが残念です。

ロコンどうでも良さという話について再び書く。
ロコンのどうでも良さというのは、彼自身が発するアイデアがどうでも良いというだけには留まらない。
ロコンは、自分の外にあるどうでも良い事象に対しても反応を示す性質を持っている。

つまりどういう事かと言えば、ロコンの産物の代表格である鉄道四天王についてもそうである。
まず、鉄道談義は、鉄道ファンにとっては意義のある話題だろう。
鉄道ファンにとっては、ということは、鉄道ファン以外にとっては意義が無いという事だ。
和紘きゃもらが鉄道やバスの話に花を咲かせるのは、ある程度当然だ。彼らはそれらに興味を持っていて、それらについて話すのが好きなのだから。
しかし、それ以外の人間にとってはどうか。自分が興味の無い話題を延々とされても、特に面白くも無いし、精々退屈でROMしてしまうだろう。
鉄道の話はどうでも良い。鉄道ファンでは無い人間にとっては。そして、ロコンは鉄道ファンではない。
だから、ロコンにとっても鉄道の話はどうでも良い筈なのだ。
だが、ロコンはそこで鉄道の話題をスルーしない。
鉄道の事を詳しく知らなければツッコミの入れようも無い鉄道の話題に対して、彼は鉄道四天王というツッコミ所満載の称号を与える事で応対した。
その鉄道四天王という称号もまた激しくどうでも良い代物ではあるのだが、鉄道の話題のどうでも良さと、鉄道四天王のどうでも良さは全く種類の違うどうでも良さであることを理解してもらいたい。
前者は、興味の無い者にとってはどうでも良いものであり、後者は存在自体がどうでも良いものである。

鉄道に輪を掛けてどうでも良さを醸し出しているのが、ZONEである。
これは、祐介がJポップのバンド形式アイドルであるZONEのファンだった事で、ポケネでやたらにZONEの話題を出していた事に端を発する。
これも鉄道同様、ファン以外には激しくどうでも良い話題であった。しかし、例によってロコンがこれを殊更にピックアップし、ポケネのお約束に仕立て上げてしまった。
だが、ZONEの話題の始末に終えないところは、鉄道と違ってロコンも祐介に引きずられてZONEファンになってしまったことであり、それでもその他のZONEファン以外の住人にとっては依然としてZONEはどうでも良く、ZONE四天王を作ろうとするが、これが鉄道の時の前者と後者の両方の意味で二重にどうでも良い。
第一、四天王を作ろうとしたけれどZONEファンが4人集まらなかったという時点でZONEに対する周囲との温度差というものを気付くべきである。
そしてそんなどうでも良い話に乗ってしまったぷらちなまでもが果てしなくどうでも良くなってきて、どうでも良さの無間地獄である。

そして、そのようなどうでも良い話題について必死で語るこの日記も、多分やるせないほどにどうでも良い存在である。
昼間、ランス派のBAGIRA挑戦状を叩きつけられました。

F-lanceが、俺と縁を切りたいと言っているそうです。
縁を切ると言われても、もう交際しているわけでもありませんし今更縁を切るってどういうことよ?という話なのですが、どうやら、俺が日記でランス派やら何やら書いているのが気に食わないようです。
いいや、縁を切ったからこそ俺は好き勝手に自分の書きたいことを書かせてもらいますよ、という事を言ったら、それならば、BAGIRAのチャットで、ランス派の前で弁明せよということです。
決戦です。

BAGIRAは、俺は自分のしたことの責任から逃げている、と言うのですが、俺は全く逆、派閥側こそ、俺から逃げているのだと言いたいのです。
縁を切りたいというのは、要するにもう批判はしないでくれ、という事を言っているようにしか聞こえないのですよ。
ええ、そちらからの挑戦、ぜひお受けいたしますとも。ばぎちゃっとでも何でも行って、幾らでもこちらの意見はお聞かせいたしましょう。
まさか、そちらから売ったケンカ、逃げはしないでしょうな?

とりあえず、俺一人対派閥大勢ではちょっとフェアじゃないので、味方を呼んでもいいそうです。
一緒に戦ってくれるタッグパートナー募集中です。
戦いのゴングが鳴るのを待つばかりです。
SouthernCrossが自分のサイトのサーバーにUPした写真を見て、Ethanolが一言。

朱雀(SouthernCross)は・・・僕に似てる。(実話

本当に似てるのかよ。
これはもう生き別れの兄弟説を流布させるしかない、と思った。
派閥という概念について誤解が無いように補足しておく。
例えば、祐子派とランス派の二大派閥が対立関係にあったという言い方をしたとしても、それは別に祐子(AISU)F−lanceの二人が対立しているという意味ではない。
現実にも、この二人は第三世代の頃、特に仲が悪かったという事はなく、むしろ祐子がF−lanceを家に泊めるなど親交もあったのである。
トップ同士は仲が良くても、派閥全体として考えてみればそうではない。
彼女らに共感する者たちを大きな塊としてみた時、やはりそれぞれの主張はすれ違うことが多かったし、決して仲がいいとは言えなかったはずだ。

派閥とは、思想によるグループ分けのことだ。
誰かの思想が他の誰かの行動に影響を与えた結果、一つの思想の元に動く人間の集団が出来上がり、俺はそれを派閥と呼ぶ。

だから、例えば俺は以前、nikaはランス派の流れを汲んでいるという事を書いたのだが、これに関してnika自身はそのような意識は全く無いだろう。
恐らく、nikaが直接F−lanceの考え方に触れて共感して何かを発言したということは、記憶に無いのではないか。

それではどうしてnikaがランス派の流れを汲んでいるかと言えば、まずランス派はある時期からその構成メンバーが変わり、キース派へとシフトしていったという事に関連している。
ぷらちなの思想が、ランス派の影響を受けていることは疑いようも無い。ぷらちなはランス派が是としたものを是とし、非としたものを非としている。
それは、元からある程度ポケネの中で正義とされているものに従って動くわけだから、敵対するものに対して立場的に有利に立つ事はできるだろう。
しかしその結果、ぷらちな個人の主張とランス派の人間の行動との間に差異が生じた場合に、本来その主張とは関係の無いことであっても、主張の中に矛盾を抱え込んでしまうというマイナス面も持っている。

nikaの場合は、キース派の影響を受けていたと言えるのである。
孫コピーでは、自分が支持しているポケネの世論のルーツには何があるのかを知り得ないのも無理は無いかと思う。
だが、住人の殆どがポケネの派閥の構造に無関心過ぎるのは考え物である。
これは、一度その派閥に、正面から対峙しなければその存在に気づかない物なのかもしれない。
全く派閥に関係の無い人間が無関心というならば、これは別に良い。だが、派閥の中にいる人間が無関心というのは、これは無関心ではなく無自覚だ。
無自覚なイデオロギーほど厄介なものは無い。
その厄介さに気付くのも、やはり無自覚な人の群れに正面から対峙した者だけなのかもしれないが。
紹介文にも「不定期更新」とあるように、元から毎日更新する予定ではなかったのだが、それでも更新しない日でもカウンターは回っているし、読んでくれてる人に悪いので、更新しない日でもせめて小ネタくらいは書こうと思う。

ププは頭を五厘に丸めているのだが、彼は日記に、

この頭のデメリット-
「ハゲ」とあだ名がつく


などと書いているのだが、こんなものはハゲと呼んで欲しいがためのネタ振りであろう。
だから、きっと彼はハゲと呼ばれたほうが嬉しいはずだ。
俺も今後彼にオフラインで会う機会があれば、是非ハゲと呼びたい。
第三世代後半は祐子派ランス派の二大派閥が並立する状況にあったという事を書いた。
祐子派の成り立ちについては既に触れたが、それではランス派とはいかなる派閥だったのであろうか。
F−lanceは、どうして派閥を領袖に収めることができたのだろうか。

F−lanceにはCG描きの才があり、第三世代初頭の時点で既にポケネ内ではある程度権威を持っている存在だった。
当時ポケネではまだ新参だったららポポラは、ランスの絵やホームページに憧れていたから、次第にF−lanceは彼女らの中でカリスマ的存在になっていく。
(最も、最初期のららはF−lanceに対し反発を試みていたが、それも長くは続かなかった。)

彼女ら第三世代を代表する女性陣を完全に掌握した上で、それ以外の、この時期活躍した住人たちの多くも取り込んだ。
第三世代初期の盟主であったたかやんもF−lanceを持ち上げる方向に動いていたし、J.K.サクリファイスもまたその良質なネタの多くをF−lanceとのカラミの中で提供してきた。

そして、思想に染まらない人間は弾かれた。
第一世代からの古参の住人は、初期のフランメルジェ・ランスを名乗っていた頃のF−lanceを知っていて、まだ影響力を持っていなかった頃の彼女のイメージで接してくるために、都合が悪く、そのために叩かれた。
ここに、旧あき派など古くからあった派閥の影響力は途絶えることになる。

こうして、新しきを支配し古きを処断して、ポケネ内の思想は統一された。
人間とは集団で生きる生き物であり、それはポケネといえども例外ではない。
ポケネの中のグループのメンバーがいう事に、無意識に賛同していたり、共通の相手を敵として認識して批判したり、そういう心理が働く。
集団心理である。

ランスとは、F−lanceという一個人の事ではなくなっていたのである。
それはポケネ全体を覆っていた一つの思想であり、その思想によって動く全ての人間のことなのである。

こうしてポケネの女帝は誕生したのだが、この女帝のカリスマが通用するのはオンラインだけであり、オフラインではどうにも人見知りする人だしどうやってコミュニケーションを取っていいのかさっぱり分からないし顔は雪見大福みたいだし何も言わないし言ったとしても「ふぁー ふぁー」くらいしか話さないし動きはバイオハザードのゾンビに似てるし、とにかく、オフラインでの主導権は女帝ではなく祐子派が持っていたのである。

脳内

2004年4月22日 ポケネコラム
ポケネには、というよりもチャットを趣味としている人々の中には、空想癖というか、自分の脳内に独自の世界観を持っている人が多く見られる。
キャラ作りをしているとでも言うのだろうか。そのキャラクター付けがバーチャルなのである。

一番分かりやすい例では、北海道のことを書いたときにも紹介した、坂下紗希の自称メイドさんなどがそうなのだが、メイドさんって、そんなにヲタ系男の子にとって分かりやすく美味しいキャラクターを持った女の子が現実にはその辺に転がっているわけもなく、そこは紗希が脳内に持っているバーチャルな部分と見られるわけなのである。
俺が自分でメイドさん紗希を持ち上げておいて何を今更という気もするが。

もう一つの例を挙げよう。
ロコンのリアルでのキャラクターは多くの部分が謎に包まれているのだが、やはりチャット上で明らかにされているロコンのリアルにおける素性にも、やはりバーチャルな設定が多く含まれているように思える。
ロコンには彼女がいるらしい。
ただ、現実的に考えた時にこのロコンの彼女、どこか違和感がある。
ガムが好きだからホワイトデーにはガムをあげたというエピソードであるとか、どうもただ思いついたから言ってみただけというような、取って付けた設定のような印象が拭えない。
いや、これはあくまで俺の個人的な印象に基づく予断でしかない。もちろんチャットの発言からその人の現実の生活など、全てを判断できるわけが無いので、チャット発言が現実通りであるかそうでないかを想像してみる事しかできないのだが。
だが俺は自分の想像力のみを根拠にして、ロコン彼女架空人物説を提唱したい。

現実的に考えると違和感のあるバーチャル設定を持っていそうな住人という事で、もう一人クタムはどうだろう。
クタムの場合、何がバーチャルの香りがするかと言えばそのブルジョア具合である。
あまりにも、分かりやすくブルジョアでありすぎる。
ロコンに「銀座に寿司食いに行くか」と誘ってみたりであるとか、「銀座に寿司」というブルジョア具合が、あまりに分かりやすいベタなブルジョアであるがために、バーチャルの香りがしてしまうのである。
そもそも「ロコンとクタムが二人で銀座に寿司を食いに行く」という絵柄が、あまりにもあり得なさそうでそれ自体面白いじゃないか。
ただしクタムの場合は、そんなにもベタなブルジョア具合であるのに、ひょっとしてリアルにブルジョアなのかな?と信じてしまうくらいのもっともらしさを持っている。
クタムは、それがバーチャルであるにしてはあまりにも自信満々なのである。非常に押し出しが良い。あの勢いで言われたら、カラスは白いと言われても、ああホントに白いのかもなと思ってしまうだろう。

逆の例もある。
和紘の女装趣味というのは完全にバーチャルなチャットの中での設定であるかのように和紘は言うし、そう思っている人も多いだろう。
だが、俺が思うにあれはリアルである。
和紘はリアルに、倒錯した性癖を持っている気がする。
ポケネの情勢に、決して無視できない影響を及ぼしてきたCUC関係者たち。今夜は、そんな彼らにスポットを当ててみようと思う。
彼らの多くはCUC付属高校でKAJIKENが部長を務めるパソコン研究部に所属していた部員たちで、同じ学校、同じ部活でオフラインでも相互に繋がりを持っていた。

CUCで、最も古く、第一世代からポケネにいるのはKAJIKENだった。
その次にすぷーむ、青めそのどちらかが参入してきて、そして第二世代になると町田オフまでには作者が加入している。
第三世代になると、KAJIKEN、作者が他のパソコン部員達にポケネを紹介した事でさらにGエンペラーのんき蛞蝓@蝸牛などが次々に現れた。
そして、他にもNEOというオフ会要員がいた。
また、彼らよりも一学年先輩で第二世代に活躍したぴか〜どんという人物もいる。

第三世代祐子派は女子大製図とCUCの同盟関係を軸としていると述べたが、彼ら・彼女らの関係を考える時、CUCの面々は大きく親祐子親NANAの二種類に分類できる。
親祐子は、KAJIKEN、すぷーむ、青めそがおり、Gエンペラーも親祐子寄りだ。一方の親NANAは、作者、のんき、ぴか〜どんがいる。
NEOはGエンペラー、のんきの二人と特に親しいので、オフではこの二人と行動を共にする事が多い。

すぷーむなどは第三世代のオフを誰よりも盛り上げた。CUC無くしては第三世代のオフは成立しなかっただろう。
しかしCUCは、オフでもまとまって行動する事が多く、学校の友人だけで遊んでいる時と変わらない調子でポケネのオフにも参加していた。
彼らのこうした行動は、彼らの学校の中のコミュニティでのみ成立するべきものだったはず。
CUCにはCUCの流儀があり、ポケネにはポケネの流儀があった。
彼らが学校でのノリそのままにポケネのオフで振る舞う事は、やはりポケネの住人、特にランス派のようなオンラインにおけるポケネのスタンダードを作り出してきた人々には、少なからず不快感を与えていただろう。
それをオフに持ち込んだことは、後に彼ら自身がポケネから、特にランス派から弾劾される原因となったのである。
CUCの中でも蛞蝓@蝸牛に関しては、そうしたCUCの傾向に反発して、CUCの中では反主流派を貫いた。
彼は結局、他のCUCメンバーが集まるオフ会には参加しようとしなかった。

なお、親祐子、親NANAという観点でCUCを見た時に、異端児である蛞蝓@蝸牛は、強いて言えば親朱藍なのだそうな。
町田オフの数ヵ月後。ポケネのサーバーが長期的に停止するということがあった。
この頃、ポケネでは住人の低年齢化も進み第一世代、第二世代初期の住人の間にはポケネに対する不満が募っていった。その不満が、この時期の鯖落ちをきっかけに一気に表面化することになる。
古参住人の多くが、まとめて一斉に引退宣言を出したのである。この影響で、ポケネは一時期急速に寂れていった。

だが、2000年年内には住民の流出も底を打ち、住民の顔ぶれは一新してポケネは新しい時代を迎えることになる。
これが第三世代である。
第三世代初頭のポケネをまとめ上げていたのは、たかやんであった。
たかやんは第一・第二世代を引っ張ったあき、たっぷやよりといった成年メンバーよりは年齢的に若く、ちょうど若年メンバーの中では一番年上といったところに位置しており、その意味では古参住人の去ったあとのポケネをまとめるニューリーダーとしては理想的な年齢だった。

2001年夏、北海道在住のたかやんが彼が東京に来るということで、MARIがたかやんに会いにいこうという計画を祐子に持ちかける。
祐子もまたこの頃、鯖落ち時の引退宣言をした一人であり、それ以来ポケネからしばらく離れていたのだが、これをきっかけに再びポケネに帰ってきた。
この後祐子以外にもそれではせっかくだから皆で会おうという話になり、次々に参加者が集まり、結果非常に大きなオフになった。
オフ当日の7月7日、たかやん自身が北海道から来ていた他にも、南は大分のJ.Kサクリファイス、徳島のTNT、岐阜のF−lanceなど地方からの参加者が多く、かなり広い地域から人を集める事となった。

たかやんをリーダーとして評価するならば、彼は柔和な性質で、問題事があっても落ち着いて対処できるタイプであった。
その反面短所を挙げるなら、他人、特に親しい女性住人の顔色をうかがい過ぎる傾向があった。
女の言いなり、ということでは俺も人のことが言えなかったという気もしないではないのだが、俺と彼とを比べて違うのは、たかやんはむしろポケネ内の意思を決定する立場にあったのに対し、俺の場合は相手の方が何しろポケネの意思そのものであった点が決定的に違う。
恐妻家の社長女社長のダンナの違いみたいなものだ。
そのことは、後には第三世代という時代の性格付けをはっきりさせていく事になる。

たかやんは北海道在住ということで、東京周辺のオフに対して頻繁な参加は困難であったために、オフラインでの強い影響力を得るには至らなかった。
(それでも2回東京のオフに参加してくれたのは嬉しい限りだったが)
その上、彼は人喰い蝶々として名を馳せたらら喰われる等してポケネから失脚。
後に別なところで上手くいったようなので、結果的には良かったが。

たかやん亡き後のポケネ関東オフは、この後祐子が取り仕切る事になり、彼女はポケネオフ会において最大の影響力を持つ事になる。
一方、チャット内でたかやんがまとめ上げたグループは、この後F−lanceの思想によって一色に染め上げられていく事になる。
こうして、ポケネには祐子派とランス派の二大派閥が成立していくのである。

訂正

2004年4月19日 ポケネコラム
前回の内容に間違いがありましたのでお詫びして訂正いたします。
2000年夏の町田オフには、KAJIKEN、朱藍は参加していないとの指摘を受けました。
情報を提供したバサラの記憶力があまりにもいい加減だったせいで
関係者各位には大変失礼をいたしましたことお詫び申し上げます。

ポケネに残された数少ないアイドルとして期待していた星野ヤマトが、自らアイドルとしての生命を断つが如き発言をしているのを見つけて鬱になった。
まさか…
トイレで…
鼻から…。

この事があまりに鬱なので、今晩のブラックポケネショーはお休み。
今をさかのぼる事4年。
2000年4月2日、ポケネ史上最も意味のあるオフ会が開催された。
ポケネ宴会。通称、花見オフである。
この時の幹事はよりあきたっぷ熱気バサラ
幹事の中ではよりが最も年上で、幹事の中でも中心的存在だったようだ。オフの告知サイトもよりが作っていた。
当時のポケネはあきの勢力が全盛期であり、たっぷもまた一方で絶対的な権勢を誇っていた。バサラは彼らよりも若い世代の代表として幹事に就任したようなもので、実質的な仕事はあまりしていなかったようだ。

ジャーヴィスKAJIKENにポケモンの対戦でボコボコに負けた。
その恨みは今も忘れていないらしい。

この花見オフは、お金がかからない企画でもあったために非常に多くの参加者が集まり、第二世代のポケネの隆盛ぶりを如実に示す盛り上がりを見せた。
このオフは、ポケネの歴史上で大変な意味があった。この後のポケネオフの歴史は、全てが花見オフから始まっている言っても過言では無いだろう。
参加者ほぼ全員初対面で、チャットで知り合った者同士がオフラインで対面する新鮮さという、オフ会が本来持っている魅力を強烈な印象をもってポケネに齎した革命的なイベントだったと言える。

この当時祐子(AISU)は、あきやたっぷらが活動していたテレホタイムよりも早い時間帯、主に夕方頃を中心に活躍していた。
当時、七瀬などあきを支持するものは多かったのだが、祐子もまたあき信者であった。
祐子はこの時、途中からNANA朱藍(この3人をまとめて女子大製図と呼称したい。命名者:aturn)と共に別行動を取る。花見自体が途中からだれていたのかもしれない。

祐子がこの時の花見に不満があったのかどうかは定かでは無いが、どちらにせよ、この花見の経験が祐子の中で同じ年の夏にあった町田オフの動機付けになったであろうことは間違いない。
この町田オフに参加したメンバーは前述の女子大製図の祐子、NANAと、CUCから作者青めそすぷーむが参加している。それ以外にlullpikaわーきゃん、バサラなどを加えたのが町田オフの陣容だった。
平たく言えば女子大製図とCUCの合コン+αであった。
これ以降、女子大製図とCUCとの間に、同盟が締結される。この2つのグループの繋がりが、後に第三世代祐子派の核となっていくのである。

lullpikaとバサラは兄弟のようにそっくりだったので一時兄弟説も流れたが、お互い不服だったので盛り上がらなかったという記録が残っている。
前回に続き北海道グループの話題。

北海道の萌え人材はまだ尽きない。
貴月 晶の存在もまた見逃せない。
晶は、俺が和紘と並んでプッシュし続けているポケネを代表する萌えオーラの持ち主。脱力感とキレの良さを兼ね備えたチャット巧者でもある。
しかしこのえんとつタンに関しては、タバコを吸う事をアピールする子は萌えないとの声もあるのだが、確かにニコチン成分が萌えを殺いでしまっている部分も無いとは言えない。しかし、タバコを吸っているせいで背が伸びず、彼を萌えたらしめている身長160cm弱の萌えサイズを獲得したのだと考えれば煙突部分は多少大目に見ていただきたい。
オフに行く事を「札幌に服を買いに行く」と誤魔化す事を推奨する強かさも、今後の北海道に実行力を与えてくれはしないだろうか。

nika、紗希、晶が力を合わせて萌えを発揮し始めたらどうなるか。
そうなったらもう手が付けられない。ポケネに萌えの種を蒔いた俺にも手が付けられないほどの怒涛の如き萌えとなるだろう。その時こそ、萌えの炎がポケネを包む時である。

他に北海道の人材としてはEthanolSouthernCrossなどがいる。
いるのだが…俺の研究不足もあって、彼らのキャラクターがつかみきれていない。ぶっちゃけた話俺はまだこの二人の見分けが付かない。
どっちが紅蓮朱雀でどっちがカラコレスだったかとか俄かに思い出せない。二人ともハンドルネームを変えてしまったことがややこしさに拍車をかけるのだ。
思えば、第三世代の頃は祐介とヴァイエイトの区別が付かなかった気がする。
そうだ、剣道着を着ていたのがヴァイエイトだった。
そんなわけでEthanolとSouthernCrossも見た目ではっきり見分けが付くようにするべきだ。例えば、どちらかがチョンマゲにするとか。
ただし、見た目を分かりやすくすると言ってもピカチュウのお面をかぶってオフに登場するのだけはやめていただきたい。
第五世代の覇権を狙う勢力の一つとして、既に京都グループを紹介したが、今回はもう一つの有力候補北海道グループについて考えようと思う。

過去に北海道には第三世代前半を牽引したたかやんがいたが、彼もいまや社会人。古い世代を懐かしむよりも未来の北海道へと目を向けていこう。
現状では北海道グループというものは構成員同士の横の繋がりが、極めて薄い。
というのも、北海道民は距離的な問題で東京や大阪のオフに参加することは非常に困難である。そこで、いっそ北海道でオフをやれないかという事で企画が発案された。このオフが開催されれば、道民同士の間に繋がりができて一つの勢力になるのではないかと考えられるのである。
北海道に勢力があったからオフをやるのではなく、オフをやれば勢力ができるだろうという、言うなればオフ企画先行型の勢力である。
そのため今後この北海道オフ企画がお蔵入りになったとしたら、北海道グループの旗揚げがお蔵入りにもなり得る、という状況である。

それなのに何故北海道グループが第五世代主流派の有力候補であるか。
それは、その人材のクオリティの高さに由来するものである。
北海道グループは萌える。間違いなく萌える。

まず、このグループの中でリーダーシップが取れる人材を考えるとnikaが思い当たる。
nikaはぷらちなの秘蔵ッ子であり、キース派は第三世代ランス派の思想を受け継いでいることを考えれば、nikaこそが第三世代から続く一連の流れの正統後継者であるとさえ考えられる。
(この辺の事はまた別の機会に考察しようと思うが。)
そして、第四世代の盟主和紘に見入られた次なる吸萌鬼でもある。
第三世代と第四世代の流れがnikaという一人の人間の頭上で交差する。nikaは第五世代の寵児かもしれない。
それを考えると、彼が関西の今年の春オフに参加する計画が頓挫してしまったことは残念であった。nikaが関西勢と友誼を深めておく事は、引いては北海道の発展に有益だったかもしれないのに。

そして坂下紗希
この紗希、萌えとか言う以前にベタ過ぎてむしろ卑怯だ。
紗希は自称メイドさんである。本人曰く、ご主人様(マイケル)に萌え尽きるまで忠誠を尽くしご奉仕するのだという。
素直にマイケルに殺意を抱くのが人として正しい道であろう。
紗希はメイド服を着てみたい欲求を理性で押さえているが、着てくれと勧められるとつい理性が揺らぎ着てみたくなってしまうのだそうだ。
紗希がメイドコス写真をネット上にUPする日が来るまでメイド服を推奨し続ける事こそが絶対に必要である。その日までくじけてはならない。
だが、逆にここまでベタなメイド幻想を背負ってしまうと、それがオフに参加する際の足枷になってしまうのではないかと心配である。
ていうか、ベタ過ぎて実はネカマでしたなんていうことがありそうで怖い

次回に続く。
第三世代を語る上で欠かすことのできない人物の一人に、TNTがいる。
このTNTというハンドルネームの由来はトリニトロトルエン (Trinitrotoluene)の略称である。化学物質の名を持つこの男の人物像は、一言で言うならば根っからの理系である。

理系の男とはどういう男であるのか。TNTの場合、その脳の構造からして既に理系であるように思えてならない。
理に適わぬ事を嫌い、情緒的な物を信用しない男、それがTNT。
この理系男は数値で表すことのできないものを認識できない。
人がどのくらい寂しがっているかであるとか、そういったことを彼には分かってもらえない。
もし人に寂しさを数値化して表すメーターが付いていたとしたら、理系脳にもその心は届くはずなのに。
例えばウサギなら100samで死んでしまうとか。
(注:sam=寂しさの単位。「サミシー」と読む。)


理系脳はわびさびを理解しない。
理系男とは、どうして花火の火には色が付いているのかは説明できても、どうして線香花火が風流であるのかは説明できない、そんな男なのである。

理系脳は日本語を正しく使わない。
…と思ったのだが、俺がかつて散々揚げ足を取っていたTNT流の独特な句読点の打ち方も、最近になって村上龍が作品中で同じような句読点の打ち方をしているのに気が付いた。
そうか、日本語って元々結構いいかげんな使われ方をしてる言語なんだね。

これらを踏まえて考えれば、TNTがROで自分よりレベルの低いプレイヤーに対して尊大な態度で接してひんしゅくを買うのも、やはり数字しか見えない理系脳だからと思えて納得ができる。
ただし勘違いして欲しくない事は、TNTがどんな時も理に添ってしか動けないのでは無い、ということ。時として、彼は本音では冷めていようと、怒る事もある。
その怒る内容が理に適っていないと分かっていてもだ。
その結果意見が対立している人間は、分かっているのに分からない振りをする彼に対して不満を抱く事ももちろんあるのだけれど。

でも一つ言いたいのは、普通の理系男は公園でフルチンになったりしない、ということだ。
チャットをやっていると、時々「こいつのセンスには敵わない」と唸らされるような、思いも寄らぬ発言をしてくる者がいる。たった一行の文章の中に凝縮された職人の業。
ポケネ第二・第三世代を代表するチャット職人J.K.サクリファイス(フィーカス)もまた、そんな俺を唸らせた一人だった。

ある時、従来のポケネのdatファイルであるchat.datを皆が読めてしまって、電報も丸見えで意味が無いというのが問題にされた事があった。
そこでファイル名を変えようという話を、管理人のKOUも交えて相談していた。何に変えようか、kousamasuteki.datがいい、であるとか、そんな話をしていたわけである。そこでフィーカスも新ファイル名を提案した。

フィーカス案
kousamatoissho.bed

拡張子の方を変えるの!?
この時、俺はフィーカスに対して敗北感を覚えた。駄目だ、俺にはとてもこんな発言は思いつかない。
チャット職人としては、俺は一生フィーカスに追いつく事はできないということを悟った。
間違いない。フィーカスは天才だ。

さて、フィーカスといえば代表作ポケネバトルロワイヤルや、一連のクサセリフなどから、その文才を称えられることが多いのだが、俺は、彼の評価されるべき点は文章そのものの才では無いと思っている。
フィーカスの才能とは、何よりもその着想力である。ポケネ住人をキャラクターに仕立てる小説を思いつく着想力。ポケネでの次の流行をいち早く感じ取る嗅覚。
フィーカスの才とは、そういうものなのではないだろうか。着想さえ良ければ、その後に書いた文章の良し悪しは、実はあまり問題ではない。
そしてバトロワなどに代表される、ポケネを題材にした作品群から感じられるものはポケネに対する愛情の深さである。これは、俺が今現在こうやってポケネに関するコラムを書いているのと出発点を同じくするもので、それがフィーカスの場合は創作系へと向かって行った結果だと考えている。

俺が昔、フィーカスがポケネに入室するたびに挨拶代わりに「ツルリ>サクリ」と発言していたのだが、それはツルリと服を脱がしているという意味だった。
俺の脳内設定では、俺がそう発言するたびにフィーカスは全裸でチャットをやっているということになっていたのだが、今にして思えば、これも本当にどうでもいい話ではある。
以前告知したオフ企画が、何と草野球オフというとんでもない方向に動き出しています。そんなことできるのか? まず俺からして本格的な野球は一回もやった事無いんだけど。

前々回の日記で凛は京都在住と書いたのですが、彼女は本当は奈良在住であると指摘を受けました。すいませんでした。今後とも、俺が何か間違った情報を書いてたら、指摘お願いします。

第四世代ポケネの主役は誰だ?と問われたなら、俺は迷わずに、それは和紘だ、と答えるだろう。

和紘の初登場は、彼がまだ中学生だった第二世代の頃。
しかし、第二・第三世代は和紘にとって雌伏の時だったと言える。元来引っ込み思案な彼は個性がはっきりせず、ポケネでもどちらかと言えば地味な存在であった。せいぜい、鉄道の話をする男の子だという程度の印象しかなかったのだ。当時の和紘を評して、和紘なんてオマケのオマケなどと言う口さがない人もいる。
それでも、控えめな性格の和紘はそんな自分のポジションに不満を抱いてはいなかったのだろうが、そんな彼に転機が訪れる。
第三世代も終わりに近づいて、関西にオフ会開催の機運が高まると、彼は関西オフのデフォルトメンバーとしての地位を確立していくのである。
中学校の先輩、ニセフシギダネが参入してきた事も彼にとって幸運な要素だった。この先輩の後ろ盾もあり、和紘は関西勢の事実上のリーダーとなっていく。それに伴い、桜。(ポン)祐介とのパートナーシップも完成されていった。
そしてチャットでは鉄道・バスくらいしか話題を振れないという地味さも、ロコンが鉄道四天王という言葉を開発するに至り、それ自体が個性として受け入れられ始めていく。

鉄道四天王筆頭にして関西勢のリーダー。
ここに、第四世代という思想の具現化とも言える和紘のキャラクターが完成した。

ところで、和紘にはそういった第四世代的要素の他にももう一つの要素を背負う事になる。
『萌え』である。
この和紘萌え、何を隠そうこの俺自身が推し進めて和紘に定着させた要素なのだが、言うまでも無くポケネにおける萌えとは一般的(というよりヲタク的)世間におけるの萌えとは明らかにズレている。
鉄道の話ばかりする男を世間では萌えとは呼ばない。
ここでの萌えは、言うなれば「いじられ、愛される」キャラクターに与えられたいじり方、愛し方の指標とでも言うべき物だった。
鉄道の話以外では決して前に出すぎる事の無い和紘は、このような受身のキャラクタライズとは非常に相性が良かった。これは、和紘にとって地味さを払拭するに十分な武器を与えることになった。
和紘に女装させる計画であるとか、「和子さん」と呼ばれてみたりだとか、同様の発想で生まれたネタを数多く自分のものにしてきた。今や、和紘を地味だと思うものはおるまい。
ただ、唯一の問題点はいじり過ぎて性格が壊れてきてしまったのか、最近では和紘自身がnikaあたりに「nikaって可愛い」などと発言しはじめている。
吸血鬼に血を吸われた者も吸血鬼になってしまうように。
吸萌鬼に萌えエキスを吸われた和紘も吸萌鬼になってしまったのか。

因みに、春の同窓会オフで堪能した和紘の萌えエキスはコンデンスミルクのような味がしたことを追記しておく。
鉄面皮。
ポッポ博士は、そんな言葉が似合うポーカーフェイスの男である。
オフにおけるポッポ博士は、カラオケで周りがどんなに盛りあがっていようと、彼は表情一つ変えない。
動かざる事山の如し。涼やかな表情で扇子を取りだし、扇ぐだけ。まるでお地蔵さんのようである。

ポッポ博士は、自分は女性が苦手だという。
確かに、オフで見る限り女性と話すのが得意そうには見えないし、どちらかといえば緊張してしまって上手く話せない性質ではあるのだろう。
しかし、本人がしきりに主張するような潔癖な人柄かというと、絶対に、絶対にそんな事は無い。
いや、俺が今更主張するまでもない。ポケネ住人なら誰しもが気付いているはずだ。
ポッポ博士は、自分が潔癖などではないという事を全身全霊でアピールしているようにさえ見える。

ポッポ博士が以前、「夜の街で風俗の客引きに捕まった」という話をしていた時があった。
まあ、それは良い。そういうこともあるだろう。
しかし。しかし、である。その出来事の感想として、ポッポ博士は事もあろうかこう言った。

「貞操を守れて良かったよ(汗」

何だこの感想は!
どんな感想でも他にあるだろうに、よりにもよって「貞操」などとほざいている。こんな嘘臭い使われ方をしては、貞操の二文字も泣くというものだ。
こんな白々しい発言は今までに聞いた事が無い。お前そんな事思ってないだろう、とツッコまれたくて言っているのだろうか。
何が(汗だ。その余りある嘘臭さをさらに強調しているではないか。
汗も出ていないのにハンカチを取り出して拭いている姿が目に浮かぶようだ。

もし、これらのポッポ博士の言動がムッツリスケベキャラを演じるための演出だとしたら、俺は惜しみない拍手を送りたい。
しかし、恐らくそうではないだろう。ポッポ博士は、本当に良い訳の余地が無いほどのムッツリスケベなのである。

ポッポ博士は、秋葉原で闊歩しているオタクはオタクではないという。
オタクはオタクだろ。
自分も闊歩しているから認めたくないだけだ。
現在ポケネは第四世代であると書いた。しかし、この第四世代関西勢も、最近では勢力としてのピークは過ぎている感がある。メンバーの低年齢化などの問題を抱えているためだ。したがって、この時点で既に第四世代は収束へと向かっており、今後は第五世代へと移っていくことになる。
しかし、現状ではポケネ内に関西勢に取って代わるほどの力を持っている勢力は無い。
やはり、オフ会が開かれるとその近くに住む住人同士に結束ができ、それをきっかけに新勢力が勃興することが多いわけだが、現在ポケネオフ板では博多、北海道、名古屋、京都など各地で新興勢力となり得るオフ企画が立っている。
このため、いずれのグループが第五世代の主流を担う事になるか、現時点では見通しは立ち難い。第四世代から第五世代へ、各地で群雄が割拠する情勢となっているわけである。

それらの勢力の中の一つ、京都グループに注目したい。
京都グループの成立は、白兎、Louis、ちなみ、凛ら同年代女性住人が多く京都在住であったことから始まる。
京都は地理的には第四世代関西勢の勢力圏内であるが、彼女らはいずれも十代前半の若さであり、それゆえ関西オフが開かれる大阪に出ていくのが難しかったことや、従来の関西勢とのジェネレーションギャップなどから、関西勢からは趣を異にする独立した存在としてスタートする事になった。
関西勢の主力の一人である祐介(赤文字で書いてやろう)も京都在住であるなど、関西勢からの引継ぎが上手く行われればこの京都グループが第五世代の主役になることは十分にあり得る。
弱点は、その結成理由でもある平均年齢の低さ。中学生になったばかりの女の子達ばかりのオフというのは、傍目から見ていてもかなり危なっかしく映る。もし本当にオフを開催するのであれば、年上の関西勢のメンバーがフォローしてやる事が重要になるであろう。

この京都グループにあって、一際目を引く人材がいる。るぃことLouisである。
Louisは今年で中学一年生。しかし、その早熟さには驚かされる。
オフ板京都スレでのやり取りを見ていても、それは感じられる。
宇治なんて遊ぶ場所あるのか、という話題で。

「宇治は外人の観光地です」とズレたことを言う白兎。
(わざとズらしているのかは不明。)
「うちら日本人やん?」と真面目に返すちなみ。
(ネタにマジレスカコワルイ。)
「ちなみキツイなぁ。俺パプアニュウギニア人だよ」とLouis。
(唯一冷静。)
「いやるぃだって同じような事いってんじゃん? パプアニュウギニアって何?」と半ギレを始めるちなみ。
(もちつけおまいら。)
「その言い方がキツいのでは…?」とマジレス合戦に参加する祐介。
(いやお兄ちゃんはコレ参加しちゃダメだろ。)

その後Louisはオフ参加を断念する運びになったわけだが、このやり取り、Louisが一人同世代人の中で頭抜けている。
Louisが関西勢のバックアップを受けつつ、京都グループを統率し始めたと考えたら。ポケネの趨勢は、京都に傾いていくかもしれない。
Louisに、「るぃってエッチな話振ってもあんまり引かないよね」と言ったら、「引かないんじゃなくて乗らないだけ」との返事。
年上を御する13歳。Louisは末恐ろしい。

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