脳内

2004年4月22日 ポケネコラム
ポケネには、というよりもチャットを趣味としている人々の中には、空想癖というか、自分の脳内に独自の世界観を持っている人が多く見られる。
キャラ作りをしているとでも言うのだろうか。そのキャラクター付けがバーチャルなのである。

一番分かりやすい例では、北海道のことを書いたときにも紹介した、坂下紗希の自称メイドさんなどがそうなのだが、メイドさんって、そんなにヲタ系男の子にとって分かりやすく美味しいキャラクターを持った女の子が現実にはその辺に転がっているわけもなく、そこは紗希が脳内に持っているバーチャルな部分と見られるわけなのである。
俺が自分でメイドさん紗希を持ち上げておいて何を今更という気もするが。

もう一つの例を挙げよう。
ロコンのリアルでのキャラクターは多くの部分が謎に包まれているのだが、やはりチャット上で明らかにされているロコンのリアルにおける素性にも、やはりバーチャルな設定が多く含まれているように思える。
ロコンには彼女がいるらしい。
ただ、現実的に考えた時にこのロコンの彼女、どこか違和感がある。
ガムが好きだからホワイトデーにはガムをあげたというエピソードであるとか、どうもただ思いついたから言ってみただけというような、取って付けた設定のような印象が拭えない。
いや、これはあくまで俺の個人的な印象に基づく予断でしかない。もちろんチャットの発言からその人の現実の生活など、全てを判断できるわけが無いので、チャット発言が現実通りであるかそうでないかを想像してみる事しかできないのだが。
だが俺は自分の想像力のみを根拠にして、ロコン彼女架空人物説を提唱したい。

現実的に考えると違和感のあるバーチャル設定を持っていそうな住人という事で、もう一人クタムはどうだろう。
クタムの場合、何がバーチャルの香りがするかと言えばそのブルジョア具合である。
あまりにも、分かりやすくブルジョアでありすぎる。
ロコンに「銀座に寿司食いに行くか」と誘ってみたりであるとか、「銀座に寿司」というブルジョア具合が、あまりに分かりやすいベタなブルジョアであるがために、バーチャルの香りがしてしまうのである。
そもそも「ロコンとクタムが二人で銀座に寿司を食いに行く」という絵柄が、あまりにもあり得なさそうでそれ自体面白いじゃないか。
ただしクタムの場合は、そんなにもベタなブルジョア具合であるのに、ひょっとしてリアルにブルジョアなのかな?と信じてしまうくらいのもっともらしさを持っている。
クタムは、それがバーチャルであるにしてはあまりにも自信満々なのである。非常に押し出しが良い。あの勢いで言われたら、カラスは白いと言われても、ああホントに白いのかもなと思ってしまうだろう。

逆の例もある。
和紘の女装趣味というのは完全にバーチャルなチャットの中での設定であるかのように和紘は言うし、そう思っている人も多いだろう。
だが、俺が思うにあれはリアルである。
和紘はリアルに、倒錯した性癖を持っている気がする。

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