第三世代を語る上で欠かすことのできない人物の一人に、TNTがいる。
このTNTというハンドルネームの由来はトリニトロトルエン (Trinitrotoluene)の略称である。化学物質の名を持つこの男の人物像は、一言で言うならば根っからの理系である。

理系の男とはどういう男であるのか。TNTの場合、その脳の構造からして既に理系であるように思えてならない。
理に適わぬ事を嫌い、情緒的な物を信用しない男、それがTNT。
この理系男は数値で表すことのできないものを認識できない。
人がどのくらい寂しがっているかであるとか、そういったことを彼には分かってもらえない。
もし人に寂しさを数値化して表すメーターが付いていたとしたら、理系脳にもその心は届くはずなのに。
例えばウサギなら100samで死んでしまうとか。
(注:sam=寂しさの単位。「サミシー」と読む。)


理系脳はわびさびを理解しない。
理系男とは、どうして花火の火には色が付いているのかは説明できても、どうして線香花火が風流であるのかは説明できない、そんな男なのである。

理系脳は日本語を正しく使わない。
…と思ったのだが、俺がかつて散々揚げ足を取っていたTNT流の独特な句読点の打ち方も、最近になって村上龍が作品中で同じような句読点の打ち方をしているのに気が付いた。
そうか、日本語って元々結構いいかげんな使われ方をしてる言語なんだね。

これらを踏まえて考えれば、TNTがROで自分よりレベルの低いプレイヤーに対して尊大な態度で接してひんしゅくを買うのも、やはり数字しか見えない理系脳だからと思えて納得ができる。
ただし勘違いして欲しくない事は、TNTがどんな時も理に添ってしか動けないのでは無い、ということ。時として、彼は本音では冷めていようと、怒る事もある。
その怒る内容が理に適っていないと分かっていてもだ。
その結果意見が対立している人間は、分かっているのに分からない振りをする彼に対して不満を抱く事ももちろんあるのだけれど。

でも一つ言いたいのは、普通の理系男は公園でフルチンになったりしない、ということだ。

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